校長室から

中高一貫ボランティア

6月13日、鵡川中学校と鵡川高等学校の生徒たちが協力して、地域のためのボランティア活動を行いました。

活動は学年ごとに分かれて実施されました。中学1年生と高校1年生は、高校周辺の清掃活動と学校の花壇整備に取り組みました。中学2年生と高校2年生は、中学校周辺の清掃活動と花壇整備を行いました。そして中学3年生と高校3年生は、札幌大学の学生と一緒に、海岸の清掃活動(砂浜のごみ拾い)を行いました。

また、中学校と高校の花壇には、特別な想いが込められた「ひまわり」の苗が植えられました。このひまわりは、東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市・大川小学校の児童たちを追悼するために植えられてきたものです。子どもたちが最後に避難しようとした高台や校庭に、保護者の皆さんが「子どもたちが喜ぶように」との思いを込めて、ひまわりを植え続けてきました。

今回の活動では、「Team 大川 未来を拓くネットワーク」代表・只野様からご提供いただいた「大川小のひまわり」の種(ある程度育った苗)を、中学生と高校生が心を込めて丁寧に植えました。

生徒たちはそれぞれの活動を通して、地域とのつながりや命の大切さ、そして助け合う心の尊さを学ぶことができました。                              

   

  高校花壇整備   中学校花壇整備   砂浜のごみ拾い

理科の阿部先生が「3Dプリンターを使った化石の研究」で助成を受けました!

本校の理科の阿部 俊暉 先生が、「3Dプリンターを活用した古生物化石の標本作成及び標本を用いた教育プログラム開発」の取組に対して、公益財団法人 武田科学振興財団から2025年度の理科教育のための研究助成を受けることになりました。

阿部先生は、恐竜研究同好会の顧問でもあり、むかわ町の穂別(ほべつ)地区で発見された化石に注目しています。
むかわ町穂別地区は「ホベツアラキリュウ(クビナガリュウ)」という首の長い海の生き物の化石や、日本で見つかった中で最大の恐竜の化石「カムイサウルス・ジャポニクス(むかわ竜)」など、約1億年前(中生代白亜紀)の化石がたくさん発見されています。

阿部先生は、これらの貴重な化石を3Dプリンターで再現し、本物そっくりの標本を作ることで、恐竜研究同好会でのイベント実施や理科の授業をもっと楽しく・わかりやすくする新しい方法を考えています。
将来、みなさんが授業でこうした3D化石に触れられるかもしれません。

 

左:阿部 俊暉 先生 右:小林 快次 教授(北大の恐竜研究第一人者)

春期避難訓練(火災)

6月12日、胆振東部消防組合消防署鵡川支所の御協力を得て、火災を想定した避難訓練を行いました。体育館へ通じる渡り廊下では、実際の火災が起きたときの煙を疑似体験するためにスモークを中をくぐり抜け、避難場所であるグラウンドに避難しました。また、消防署の方から消化器の扱い方の説明を受け、消化器での訓練を行いました。

   

  煙の疑似体験     校舎からグラウンドへ

   

   消火訓練の様子1       消化訓練の様子2

2学年対象企業見学会前出前講座

5月23日、2学年対象に企業見学会前出前講座を開きました。今回は、北海商科大学教授 相浦 宣徳 様を講師に迎え、私たちの生活に身近な物流について講義を行ってもらいました。おカネやモノの動き、北海道と他の地域、社会情勢の変化と私たちの生活における影響などを含め、苫小牧港の重要性について学習しました。2年生は、これを受けて6月18日に苫小牧港に出向き、実際の物流センター見学や船荷役体験を行います。