鵡川高校の様子

むかわ学提言発表会を実施しました

 9月20日(水) 道の駅「四季の館」たんぽぽホールにて「むかわ学Ⅲ 提言発表会」が行われました。本校生徒は「むかわ学」を3年間をかけて地域の課題をみつけその解決に向け町内外を奔走し、9月にむかわ町長の前で地域創生の提言として探究の結果を発表します。今年度は3年生45名が9つのグループに分かれ、札幌大学生の支援を受けながら、むかわ町の現状とその解決策について提言を行いました。
 前半は「サラブレッド班」によるウマ娘と町との連携企画、「SMB班」による古民家や空き家の資材有効活用、「PR動画班」の鵡川高校の魅力化発信、「マインクラフト班」のゲームを用いた災害・防災シミュレーション、「獣害班」による鹿肉カレーの普及といった提言がなされました。後半は「地域活性化班」のスポーツを通じた世代間交流の企画実施、「むかわかるた班」の地元を学べるかるたを用いた小・中・高や地域とのの連携の推進、「むかわ活性化班」による町SNSの積極的活用、「和牛寿司班」による鵡川和牛のPR・商品開発の提言がなされました。どの班も様々な視点からむかわ町について考え、地域を活性化させる方策を考え、町長やS町議会議員、中学生、保護者、札幌大学生の前で発表することができました。
 北海道教育大学旭川校教職大学院の唐川智幸特任教授からは「むかわ学は、『町への提言を通して、高校と町が一体になって町を盛り上げたい』という理念のもと始まった。テーマについて、今まで何ができていて、何ができていないかを明確化し、深くまで調べることで、根拠を持った提言となる。」とご講評いただきました。また、むかわ町長の竹中喜之様からは「地域課題を可視化、俯瞰した提言発表だった。地域課題の解決には、住民の主体的な頑張りと周囲からの支援が必要となる。町としても可能な限り活かしていきたい。」とご講評いただきました。
 今年度取り組んだ内容を来年度もさらに発展させ、鵡川高校のみならず、むかわ町の魅力化・活性化にもより一層取り組んで参りたいと思います。
 3年間、むかわ学に関わっていただいたたくさんの方々に感謝いたします。この授業を通してたくさんの温かい地域の方と出会えたことが本校にとって一番の学びでした。