鵡川高校の様子

鵡川高校の様子

修了式・離任式、留学生送別会を行いました

 3月22日(金)、本校体育館にて修了式・離任式、および地域みらい留学生3期生の送別会が行われました。修了式では柳本高秀校長から「『主体性』と『自己実現』という2つのキーワードを大切にしてほしい。何事も自分1人ではできない。自分がどう生きたいか、グローバル化する社会をどう生き抜くか。それらを考えて新学期を迎えてほしい。」とお話がありました。
 続いて、地域みらい留学生3期生の送別会が行われました。2A矢代茉鼓さんからは「1年感があっという間に終わり寂しいが、鵡川高校の皆と思い出を作ることができ、先生方の温かな支援もあり留学のゴールを迎えられた。1年間受け入れてくれてありがとう。」、2B本郷夏奈さんからは「生きてきた17年間で、1番短くて充実した1年だった。地元ではできないことができ、出会わない人と出会い、楽しみながら多くの経験ができた。」と留学を振り返る言葉を述べてくれました。ぜひ、地元に戻っても鵡川高校での学びや経験を活かし、充実した高校生活にしてください!(鵡川高校だより留学生お別れ号はこちら
 離任式では、今年度離任される5名の先生方及び事務の方に、生徒会から花束が贈呈されました。
 保護者の皆様、地域の皆様におかれましては、今年度も本校の教育活動に多大なご支援・ご協力を賜り深く感謝申し上げます。来年度もどうぞよろしくお願いいたします。

第50回卒業証書授与式を挙行いたしました

 3月1日、本校体育館にて第50回卒業証書授与式が執り行われました。3年A組23名、3年B組22名、計45名の卒業生一人ひとりが希望に満ちた眼差しで式に臨んでいました。
 柳本高秀校長から「3年間で得た経験という財産は、これからの人生を支えてくれる糧となる。これからの人生において、『探究し続ける心を持ち、協調性を大切にして試行錯誤しながら最適解を探すこと』『考え方×熱意×能力=人生』『国際的な感覚・考え方を持つこと』を意識し、鵡川高校の校訓『明るく 豊かに たくましく』を胸に進んでほしい。」と卒業生へ式辞がありました。PTA副会長梅澤芳弘様からは「コロナ禍であっても勉強や部活動で様々な成果を出してきた。現代は”正解のない答え”が求められる社会となっている。皆さんは鵡川高校での学びでその答えを見つけ出すための力を身につけてきた。自分のため、周りの人のためにその力を惜しみなく発揮してほしい。」と激励のお言葉をいただきました。
 在校生送辞では、生徒会長の目黒滉太君から「先輩方の、何事にも真面目に下を向かずに取り組む姿を在校生は学んだ。むかわ学では興味を引く提言内容だった。先輩方の姿勢や頑張りを引き継いでいきたい。」と抱負が述べられました。卒業生答辞では、卒業生代表の藤枝乃杏さんから「鵡川高校での数々の経験と思い出は、将来を手助けしてくれる道筋となると確信している。ここまで来られたのは、自分だけでなく周りの人々の支えがあったからこそ。鵡川高校で身につけた『学び続ける力』を生かし、さらに成長できるように全身全霊で進んでいく。」と強い決意が述べられました。最後には、在校生が花道をつくり卒業生を送り出すシーンも見られ、厳粛で心温まる卒業式となりました。
 卒業生の保護者の皆様におかれましては、本日まで本校の教育活動にご理解、ご協力を賜り、深く感謝申し上げます。これからのお子様の活躍を、鵡川高校教員一同、心よりお祈り申し上げます。この度は誠におめでとうございます。

デュアルシステム報告会

「令和5年度デュアルシステム報告会」が2月7日(水)の5・6校時に本校体育館で行われました。デュアルシステムとは本校の特色ある教育活動の一つで、従来の職場体験実習と学校での学習とを交互に繰り返す実践的なキャリア学習のことです。学校と職場の学びを同時に進めるという意味で「デュアルシステム」(2つの併行した学び)という言葉です。全国的にも徐々に実施高校が増加しつつあり、本校は今年4年目で、前年度の反省を生かし活動内容を年々充実させてきています。今年度は、実習前に3日間6事業所を事前見学後に実習先希望アンケートを取り、生徒と受入事業所とのミスマッチをできる限り防ぎました。

「令和5年度デュアルシステム報告会」では、10事業所とむかわ町教育長、保護者の方々のご参観を賜り、関心の高さをうかがわせました。実習事業所別に5つのブースに分かれ、スライドを用いて事業所の概要、学んだこと、気づいたこと等を5分程度にまとめて発表しました。ご来訪された事業者用アンケートのご回答から「実習を通じて働くことの価値観を感じ取れていたと思う」、「コミュニケーションの大切さを感じたことは重要だと思います」、「経験から自分たちの課題を見つけていたのは素晴らしいと思いました」等、実習の成果を評価するコメントを頂けたことは幸甚に存じます。来年度のデュアルシステムから、苫小牧市内の事業所も実習先に加わる予定です。今後もご期待ください。

進路体験報告会について

 1月23日(火)に進路体験報告会を行いました。3年生の進路先決定者が1・2年生に対して3年間の進路活動について伝えるとともに、進路活動で大変だったことや今から頑張るべきことなどのアドバイスをしてくれました。

 その中で特に多かったアドバイスは

・履歴書や志望理由書は、文字を丁寧に書かないといけない。そのために普段から文字を綺麗に書く習慣をつけることが大切。

・夏休みが大切。夏休みを大切に使わないと、あとで苦労する。

・ペンで書く際、緊張して何度も失敗した。普段からペン書きに慣れることが大切。

・受験先を決めるのがギリギリになった。1・2年生のうちにオープンキャンパス等に参加することが大切。

・「むかわ学」や「部活動」の経験を活かして受験できる学校があるので、早めに学校調べをした方が良い。受験方法も様々あるので、自分にあった受験方法を早めに見つけること。

 

 3年生の発表に対して、1・2年生からは次のような感想が多かったです。

・オープンキャンパスは、たくさん行った方が良い。

・検定を積極的に受けて、資格取得を頑張りたい。

・書類作成は、早めに始めることが大切。そのためにもきれいな文字で書くことを普段から心がける。

・面接練習が大切。試験前までに10回は練習してから試験に臨みたい。

・3年生の夏休みは、休みではないと思う気持ちが大切。学校に行って進路活動を行うことが合格への近道である。

 

 このように、3年生の発表が1・2年生にしっかりと伝わっていることが分かりました。1・2年生の皆さんは、夢実現のために1日1日を大切に頑張っていきましょう!

 3年生の皆さん、ありがとうございました。来年度以降もぜひ学校に来て、後輩たちに進路アドバイスをしていただけると助かります。待っています!!

冬休み明け全校集会を行いました

 1月18日(木)、23日間の冬休みが終わり、全校集会が行われました。はじめに表彰伝達では、冬休み前・冬休み中に活躍した個人・部活動・むかわ学活動班など多くの生徒が表彰されました。
 柳本高秀校長からは、元日本航空会長・稲森和夫氏の言葉と共に「やりたいことは考え方で決まる。自分の考え方をもう一度捉え直して残りの学校生活を過ごしてほしい。」とお話いただきました。また教務部長からは「残りの3か月を特に大事にしてほしい。1日1日をいかに無駄にしないか、計画性を持つこと。」と、3年生には高校卒業後の生活を、1・2年生には希望する進路に向けての学びについてお話がありました。
 どの学年も、級友との学校での久々の再会を喜びながらも、真剣な姿勢で話を聴いていました。

中高合同講演会を実施しました

 12月20日(水)鵡川中学校体育館にて、中高一貫教育推進事業として合同講演会(芸術鑑賞会)を実施しました。今回は、札幌在住のピアニスト・インフルエンサーで、Youtubeの配信や札幌観光大使も務める「ふみ」さんによる演奏会と講演会が行われました。演奏会では、中高生世代でもなじみのあるJポップを中心とした曲を披露されました。また中学生、高校生とも連弾を行い、鵡川高校からは大捕埜碧くん(3年生)が「愛の夢第3番」(リスト作曲)を演奏しました。
 講話では、これまでの歩みや現在の仕事のことなどを実体験をもとに話していただきました。最後に「自分の将来の夢が決まっていなくても大丈夫。人生はまだこれから。」と前向きな言葉をいただきました。続けて「人生はまだこれから。悩んでいる人はすぐ答えを出さなくても良くて、人生を経験していく中で答えを見つけていければ大丈夫。人生を楽しんでほしい。」と激励の言葉をいただきました。
 鵡川中学生、鵡川高校生にとって世代の近い先輩からの講演は、今後の学校生活に刺激を与えるものとなりました。ふみさんをはじめ関係者の皆様、ご協力いただきありがとうございました。

国際ボランティア学習会を行いました

 12月12日(火)4校時、本校体育館にてに北海道UNICEF協会の小原佳子様他スタッフの方2名を講師としてお招きし、国際ボランティア学習として「UNICEF出前講座」を行いました。
 今回の講座では、途上国でのボランティア体験談、実情、国際協力についてご講話いただきました。その中で、SDGsの達成のために何ができるか考える場面があり、「皆が少しずつ行動することで世界は変えられる」という言葉が印象的でした、
 今回の講座で学んだことを、日々の授業や生活の中で一人ひとりが少しずつでも意識し、行動に移していきたいと思います。

1学年で上級学校見学を実施しました

 12月6日(水)1学年の総合的な探究の時間で「上級学校見学」を実施しました。今回は「高校×大学×地域連携事業」や「むかわ学」でも関わりの深い札幌大学様に訪問させていただきました。
 体験授業では、「多文化共生」について、ゼミの学生たちと積極的なディスカッション・意見交換を行い、一人ひとりが問題について深く思考し解決方法を模索できる時間となりました。昼食では学食の様々なメニューを堪能し、購買散策なども行い大学の雰囲気を感じ取ることができました。昼食後の施設見学では、図書館やグラウンド、学生サークル会館など充実した設備に触れることができました。
 見学を終え、多くの生徒が札幌大学や上級学校進学について興味をもち、今後の進路活動へ大きな財産となりました。見学を通して体験したこと、直に感じたことを今後の学校生活にもぜひ活かしていきたいと思います。

第2回高校魅力化コンソーシアム運営委員会を開催しました

 11月7日(火)に、本校1階多目的教室にて「第2回高校魅力化コンソーシアム運営委員会」を開催しました。
 会長挨拶では、長谷川孝雄教育長から「来年度の募集定員が2間口維持と決定した今こそ、生徒を確実に確保することが喫緊の課題だ。」と高校魅力化のさらなる推進の重要性を強調していました。柳本高秀校長からは「キーワードは”自走化”で、主体性のあるコンソーシアムへの進化・発展が求められる。」と今後の発展の必要性について述べられました。
 高校魅力化事業の進捗状況報告では、「地域みらい留学」「むかわ学」「デュアルシステム」「夢叶輪公営塾」「高校×大学×地域連携事業」について現状と今後の課題について全体に共有・審議され、承認されました。
 コンソーシアムとの今後の連携については、「むかわ学Ⅱ」において世代間交流事業を進めている栗山結衣さん(2年)、渡辺のえるさん(2年)から、運営委員に対して取組の説明、コンソーシアムへの提言が行われました。提言に対して運営委員からも質問、意見が多く寄せられ、充実した討議となりました。
 今回の運営委員会に参加いただいた、北海道教育大学函館校の田中邦明特任教授からは「自らができることを自然に実行できる組織、学校、地域づくりを目指していければ、地域活性化・社会関係資本の実現につながる。」とご講評いただきました。
 今後もさらなる高校魅力化に向け、学校・地域一丸となり取り組んで参ります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

3学年交通安全教室を実施しました

10月12日(木)に、富川自動車学校様にて3学年生徒を対象とした交通安全教室を行いました。座学講話では自動車・自転車の運転マナーや危険予測、自動車事故の発生状況について学びました。場内コースを使用しての講習では、速度と停止距離の関係、内輪差、夜間の視認性などについて、実際に車を走行していただき学ぶことができました。
 残りの学校生活や卒業後の交通安全に対する意識を高められる貴重な時間となりました。富川自動車学校の講師の皆様方、本当にありがとうございました。

2学年インターンシップを実施しました

 10月17日(火)、18日(水)の2日間にわたり、2学年でインターンシップを行いました。町内・町外合わせて14の企業様にご協力いただき、2学年の生徒47名が各企業様にて実習させていただきました。
 普段とは異なり「1人の社会人」として活動する2日間は、学校生活ではなかなか学ぶことができない「責任感」「協調性」「コミュニケーション力」の必要性を肌で実感することができる貴重な時間となりました。インターンシップで得た経験・知識を今後の学校生活にも活かし、生徒ひとり一人の進路実現に向けてより一層教育活動に取り組んで参ります。
 インターンシップにご協力いただいた企業の皆様、本当にありがとうございました。

全校応援を実施しました

 10月7日(土)に、「令和5年秋季北海道高等学校野球大会」室蘭支部予選Aブロック決勝戦がとましんスタジアムにて行われました。決勝戦の相手は駒澤大学附属苫小牧高等学校でした。全道大会出場を決める重要な試合となったため、全校応援を行いました。
 前日には体育館にて選手一人ひとりの応援歌を練習し、一体感を持ちながら全校応援に臨みました。試合は、本校野球部も懸命に全力プレーを見せましたが力及ばず、0-9(7回コールド負け)となってしまいました。しかし、本校野球部にとっても今年度初の支部予選決勝の舞台、本校生徒にとっても今年度初の全校応援で、学校一丸で試合に臨むことができました。また本校卒業生だけでなく、保護者の方も応援に駆けつけてくださり、試合を戦う野球部員の力になりました。ありがとうございました。
 これからもさらなる高みを目指しながら、野球に加え、教育活動にも励んで参りたいと思います。今後とも応援をどうぞよろしくお願いいたします。

後期始業式を行いました

 10月4日(水)本校体育館にて表彰伝達式、後期始業式、後期生徒会役員認証式を行いました。
 はじめに表彰伝達式があり、「第29回日本管楽合奏コンテスト」予選審査会で最優秀賞を獲得した吹奏楽部が表彰されました。北海道唯一の代表校として、11月12日(日)に東京都の尚美バリオホールで行われる全国大会に参加します。
 後期始業式では、柳本高秀校長から「就職試験や大学受験、部活動の試合など緊張する場面が今後出てくる。そのような状況の中で、自分で自分の変化を感じる力がとても大切。今後現れる関門を潜り抜けるには高校での普段の勉強がすごく大事になる。先生方からいっぱい吸収して、体調に気を付けながら後期も頑張ってほしい。」と全校生徒にお話しがありました。進路指導部長の野月健司教諭からは「1,2年生はこれからの勉強の積み重ねが大切。オープンキャンパス参加や学校調べをたくさんするなど、計画的に進路活動を進めていくように。3年生の就職内定者はこれからが大事になる。気を引き締めて学校生活をきちんとしていくように。これから受験を控えている人もたくさんいるからこそ、全員で支えて、笑顔で卒業できるように残りの学校生活過ごしていこう。」とお話がありました。
 続けて後期生徒会役員認証式が行われ、柳本校長から生徒会役員一人ひとりに認証状が授与されました。新生徒会長の目黒滉太さんは「自分が生徒会長になれたことへの驚き、うれしさを感じるとともに、身が引き締まる思いです。校則の見直しは、皆がルールを守れるようになってから進めていきたいので、生徒会役員だけでなく、全校生徒の皆さんのご協力をお願いします。」と抱負を語りました。
 後期も鵡川高校の生徒一人ひとりの目標実現に向けた教育活動を学校全体で取り組んで参ります。保護者・地域の皆様、後期の鵡川高校もどうぞよろしくお願いいたします。

むかわ学提言発表会を実施しました

 9月20日(水) 道の駅「四季の館」たんぽぽホールにて「むかわ学Ⅲ 提言発表会」が行われました。本校生徒は「むかわ学」を3年間をかけて地域の課題をみつけその解決に向け町内外を奔走し、9月にむかわ町長の前で地域創生の提言として探究の結果を発表します。今年度は3年生45名が9つのグループに分かれ、札幌大学生の支援を受けながら、むかわ町の現状とその解決策について提言を行いました。
 前半は「サラブレッド班」によるウマ娘と町との連携企画、「SMB班」による古民家や空き家の資材有効活用、「PR動画班」の鵡川高校の魅力化発信、「マインクラフト班」のゲームを用いた災害・防災シミュレーション、「獣害班」による鹿肉カレーの普及といった提言がなされました。後半は「地域活性化班」のスポーツを通じた世代間交流の企画実施、「むかわかるた班」の地元を学べるかるたを用いた小・中・高や地域とのの連携の推進、「むかわ活性化班」による町SNSの積極的活用、「和牛寿司班」による鵡川和牛のPR・商品開発の提言がなされました。どの班も様々な視点からむかわ町について考え、地域を活性化させる方策を考え、町長やS町議会議員、中学生、保護者、札幌大学生の前で発表することができました。
 北海道教育大学旭川校教職大学院の唐川智幸特任教授からは「むかわ学は、『町への提言を通して、高校と町が一体になって町を盛り上げたい』という理念のもと始まった。テーマについて、今まで何ができていて、何ができていないかを明確化し、深くまで調べることで、根拠を持った提言となる。」とご講評いただきました。また、むかわ町長の竹中喜之様からは「地域課題を可視化、俯瞰した提言発表だった。地域課題の解決には、住民の主体的な頑張りと周囲からの支援が必要となる。町としても可能な限り活かしていきたい。」とご講評いただきました。
 今年度取り組んだ内容を来年度もさらに発展させ、鵡川高校のみならず、むかわ町の魅力化・活性化にもより一層取り組んで参りたいと思います。
 3年間、むかわ学に関わっていただいたたくさんの方々に感謝いたします。この授業を通してたくさんの温かい地域の方と出会えたことが本校にとって一番の学びでした。