学校長挨拶


学校長挨拶鵡川高校のHPをご覧いただき誠にありがとうございます。
4月より赴任いたしました、柳本です。

創立70周年を迎えた本校は、「むかわ学」をはじめとした様々なカリキュラムによる教育実践を行っています。これまでの本校での取組と成果の上に、国や北海道の動きや、生徒・保護者及び地域のニーズを踏まえ、地域に信頼され、地域が「生かしたい」、保護者が「行かせたい」、生徒が「行きたい」と考える教育を推進するため、以下に掲げる事柄を本校の使命(ミッション)として取り組みます。

1 地域との連携・協働等を通じて、地域の課題に向き合い、解決するために必要な資質・能力を身に付けた生徒の育成

2 異年齢の集団による活動を通じて、自らの個性を伸長するとともに、社会性や豊かな人間性を身に付けた生徒の育成

3 地域の高校として、地域の教育資源を活用した教育活動を通じて、社会人としての基本的な資質・能力を身に付け、地域の未来を担っていく生徒の育成

4 個々の生徒の特性等に対応した学習指導やキャリア教育を通じて、主体的な進路決定をするための資質・能力を身に付けるとともに、部活動等をとおした活力のある生徒の育成

この本校の使命の達成のためには、学校または地域社会全般において、日々「探究」していくことが求められます。
〇生徒の探究力の向上
〇教職員の教科・探究等に関する指導力向上
〇地域・本道における学びの場の提供

本校生徒のみならず、教職員、地域の皆様にとっても、本校が『学びの場』となることで、社会に開かれた教育課程の実現を強く推進します。

本校の取組の詳細については、本HPをぜひご覧いただきたいと思います。
本校生徒が、安心・安全で心もからだも大きく成長し、主体的によりよく人生を切り拓いていける人材となるよう、本校教育活動の充実をさらに進めてまいります。
皆様方の本校教育活動への益々のご理解ご協力をお願いいたします。

北海道鵡川高等学校長 柳本 高秀
 
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2018/07/31

ふるさととは・・・

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昭和60年8月の教員採用試験の2次試験面接で、「どうして北海道の教員採用試験を受検したのですか?」と聞かれたことがついこの間のことのように感じられます(最近のことはよく忘れてしまうのですが)。親戚も知人もまったくいない北海道にやってきた、どこの馬の骨かもわからぬ若者を、北海道は温かく迎えてくれ、面接でも丁寧に色々聞いてくれました。正直北海道に関する知識はほとんどなく、どうして北海道を受検しようと思ったのかは、今から思いおこしても不思議なことです。「大学の掲示板に一枚だけ貼ってあったのが北海道の教員採用試験の案内だったのです」から全ては始まったのです。それは本当に不思議な出会いであり、その後の行動も今から考えると、あれよあれよという間に展開していきました。人生、どこでどう変わるか全くわかりませんが、必ずその鍵はどこかにあるのです。私でいえば、大学の掲示板をいつもよく見ていたことでしょうか。北海道に来て、特に最近「ふるさと学習」に取り組む学校、地域が増えてきています。昔からあったのかもしれませんが、残念ながら私は自分のふるさとのことが人にいえるほどわかっていません。だから最近の児童・生徒たちをみていると、ふるさとに対する意識をしっかり持っていて大変感心します。仕事がら転勤が多いので北海道のいろんなところをまわりますが、その地域と関わっているとどこも私にとってはいつの間にかふるさとになっています。北海道日本ハムファイターズから他球団にトレードで行くことになった選手のほとんどが、みな涙を流して感謝の言葉をのべている様子をみていると、北海道出身ではない人が北海道を離れるときになってみな同じ思いをするというのは、北海道出身ではない人にしかわからないことなのかもしれません。そんなふるさととしての北海道をみんなで大切にしていきたいですね。
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