北海道鵡川高等学校 チャレンジスタディについて
 

1「チャレンジスタディ」とは?


 チャレンジスタディとは、鵡川高校にしかない授業です。「スポーツグループ」「アートグループ」「アドバンストグループ」「グローカルグループ」の4つに分かれており、週に4時間、それぞれ異なった活動に取り組んでいます。 
 授業のねらいは以下の通りとなっています
生徒の個々の能力や特性に応じたテーマを設定した少人数、習熟度別のグループ学習を実施することにより、課題解決能力や探究的な学習の手法を身に付ける。
 

2 チャレンジスタディのコースと活動内容


■アドバンストグループ
4年制大学や短大、看護系専門学校進学者に向けたコースです。それぞれの進学先の一般入試に対応できるレベルを目標として、学習を行っています。   

<R4年度進路実績(グループ在籍者4名)>
   ・小樽商科大学商学部(総合型選抜)
   ・北海道文教大学人間科学部(推薦)
   ・札幌学院大学経済経営学部(一般)
   ・千歳リハビリテーション大学健康科学部(一般)  

■グローカルグループ
専門学校進学者や就職希望者に向けたグループです。基礎的な学力の定着や本校独自の「デュアルシステム」などキャリア形成についての活動を通し、生きる力を育てています。
  
 <R04年度実績(グループ在籍者44名)>
   ・デュアルシステム(24時間分、12企業へ44名派遣)
   


■スポーツ・アートグループ
スポーツや芸術活動を通して自己の成長を図るグループです。   
野球理論を学びたい生徒はスポーツグループに、吹奏楽理論を学びたい生徒はアートグループに所属しています。   

<スポーツグループ内容>
   ・競技者能力テスト、心理テストをはじめとするメンタルトレーニングプログラムを実施
   ・ルール講習会

<アートグループ内容>
   ・メンタルトレーニング   
   ・楽器別による実技レッスンを実施


 

3 各コースでの活動内容


■アドバンストグループ
   「国語」「数学」「英語」の3教科を中心に、模擬試験の過去問題や志望校入試問題の過去問題等から課題を決定してグループ学習を行っています。
   学力模試は全員受験しており、そのデータを分析しながら課題を決定しています。
   学習への取組や自己の認識・成果を振り返る場面を設定し、そこで得られたフィードバックを評価に加えています。

■グローカルグループ
   学年に応じて様々な取り組み内容があります。
   1年次は中学校の学習内容の学び直し等を中心にICTを活用して実施し、高校段階で身につけておきたい基礎学力の定着を図っています。
   2年次は社会人スキルの基礎として、学び直しに加え「書くこと」および「コミュニケーション」について学ぶ「キャリア基礎」なども行っています。
   3年次は基本的に進路探究のしめくくりとなっており、面接試験の際に必要となる自己分析、一般常識学習や礼法等を通して進路実現に向けた学びを展開しています。
   これらと同時進行で、今年度より1・2年生を対象に、長期のインターンシップである「デュアルシステム」を導入しています。午後の時間を使って月に2~3回、計8回、町内の事業所を訪問し活動に取り組んでいます。
   活動への取組や自己の認識・成果を振り返る場面を設定し、そこで得られたフィードバックを評価に加味しています。

■スポーツ・アートグループ
   教科担任の下、それぞれの技術向上に向けた理論と心身の成長を図るための学びを設けています。
   それぞれの授業内での取組を評価したり、理論の定着を確認するための演奏会を開催したりするなどして評価を行っています。  


 

4 中学生の皆さんに伝えたいこと


 これからの時代、「自分で考えて行動できる人」が求められるようになります。鵡川高校では、「考える」ために必要な知識や技能を、授業やむかわ学、そしてこのチャレンジスタディの時間を使って育てていきます。大切なのは「この活動を通して何ができるようになるか」を常に意識することです。
 鵡川高校のチャレンジスタディでは、それぞれの希望に合った学びを提供しています。身につけて欲しい力は活動内容によって異なりますが、全ての活動を通して、卒業までに様々な力を身につけて欲しいと思っています。
 また、グローカルグループでは、自らの進路について探究できます。皆さんの頑張り次第で、希望する進路を早期に見つけ出し、希望進路の実現をより確実に図ることができます。
 先生方もそれに向けて全力でサポートを行いますので、進路決定の際には是非、この視点も持っておいて下さい。